2015.07.27 05:30第2章 偏見(経験)(2)偏見の例今回は、偏見(prejudice)にはどのようなものがあるのか、を例示し、その重要性などの理解に努めたい。再言すると、偏見とは、民族がその経験によって形成してきた叡智のことである。この偏見こそが、憲法(國體)の各部分を構成する。なお、偏見についての詳しくは、前回の記事を参照されたい。一般的には、偏見という言葉は、どちらかというとあまり良くない印象を受けるものである。しかし、ここでは、理性に照らせば...
2015.07.27 04:15第2章 偏見(経験)(1)偏見とは何か我が國は天皇を中心に、数千年の一貫した歴史と伝統を有する世界最古の國家である。畏れ多くも天皇は皇祖天照大御神の皇子孫として、天壌無窮の神勅・神鏡奉斎の神勅・斎庭の稲穂の神勅等に基づき、我が國を統治されてきた。実に、我が國の神國たる所以であり、かくして、万世一系の天皇が我が國を統治されるという、我が國の國體は今尚不変である。天皇が我が國を統治されつつ、しかし、その下にあって実際に政務を採る機関は様々...
2015.07.27 03:45保守思想憲法学の三大理念本シリーズでは、英米保守思想の父と呼ばれるエドマンド・バークの保守思想をベースに、近代法体系や近代政治制度と整合する我が國の保守思想憲法学を構築していきます。保守思想には、三つの大きな理念があります。それぞれの解説については、これからしていきます。國體(憲法・時効) ・・・ 天皇を中心とする、父祖より相続した道徳や慣習、伝統などの総体偏見(経験) ・・・ 父祖より相続した道徳や慣習、伝統など → ...
2015.07.27 01:56序文憲法学とは、國のあり方を定める憲法について考究する学問です。従って、憲法学の使命の一つとは、必然的に國を守り、保つことであるといわねばなりません。この『憲法学概説』では、英米保守思想の父として知られ、英国議会下院議員を務めたエドマンド・バーク(Edmund Burke 1729〜1797)などの保守思想に立脚した、真に國を守り、保つための憲法学の定立を目指していきます。以下は、拙ブログに初めてこの...